がん予防

当健保組合は「がん予防」を推進していきます

厚生労働省の平成21年人口動態統計によると、死因別の死亡数の第一位は悪性新生物(がん)で、全死亡者に占める割合は30.1%となっています。性別に見ても男女ともに死亡数の第一位となっています。がんの発生部位別を男女別にみると、男性は、胃、大腸、肺、前立腺、肝臓の順で、女性は、乳房、大腸、胃、肺、子宮の順であり、男女とも上位5部位のがんで、全がん患者の6割以上を占めています。
国立がんセンターがん対策情報センターによると、一生のうちにがんにかかる「生涯リスク」は、男性が54%、女性が41%であり、日本人の2人に1人ががんになるといわれています。また、がんは加齢により発症リスクが増加するといわれています。
当健保組合では、こうした状況に対応するために「がん予防」を基本活動方針に加え、健保組合として「がん予防」を積極的に推進していくことになりました。成人病健診費補助金支給規定では、被保険者及び被扶養者のうち配偶者及び40歳から74歳までの方への成人病健診の補助を行っています。がん検診関連では、子宮がん、前立腺がんの検査を希望者に実施しています。
また、40歳以上(4月以降、年度内に満年齢)の被保険者を対象に、5歳刻みの節目の年齢(40,45,50,55,60歳)のときに、希望するオプション検査を加えて7万円までの実費補助を行う「節目人間ドック」の受診を推進し、健診の充実を図っています。これらの機会に、ぜひ、前立腺がん、乳がん、子宮がん、大腸がん、胃内視鏡による検査など希望するがん検診を受診されることを推奨しています。

予防は、がんの種類によって異なる

がんのリスク要因、予防要因は、がんの種類によって大きく異なります。また、がん検診は、すべてのがんについて有効なわけではありません。がんの予防法は、がんの種類によって異なるため、がんから身を守るためには、がん予防についての正しい知識をもち、それを実践することが大切です。

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